太宰治

太宰治は以前、『人間失格』を読んであまり良い印象を持たなかった。

生き方もだらしなくて、太宰治という人格を好きになれなかった。

それ以後『人間失格』以外の書物を読んだことはなかった。

 

テレビでふと太宰治の番組がやっていた。

見ていながらやっぱり好きじゃないわー、と思ったけど。

太宰治を研究しているという先生の言葉が印象に残った。

世の中で清く正しく生きている人には絶対に見えてこない真実がある

健康優良児だとか学級委員長だとか

そういう生き方で毎日過ごしてしまったのではのでは見えてこない人間の弱さとかコンプレックスとか

そういうものを自虐的に演じていくなかで発見して訴えていく、そういう文学だと思う

 

なるほど。

別の作品も読んでみたいな…そう思った。

歳をとってから読んでみると、また感じかたをするかな!