「みかづき」感想文
いつまでも読み続けていたい、いつまでも終わりが来ないでほしいと感じた本だった。
個性豊かな登場人物だれもを愛しく思えた。
笑いあり、涙あり。
そしてこの本のスケールの大きさに、作者の大きさを感じた。すごいなぁ。
森絵都さんの作品はどれも好きだけど、みかづきはカラフルにも勝る程の面白さ。読み終わった後にも、余韻がいつまでも残っている。
完璧な物などない。そんな思いは頑張れば頑張る程、向き合えば向き合う程感じることかもしれない。正解が見えたように感じても、時間の流れでガラリとまた変わってしまう。満ちることのないみかづき。
そして楽しいだけでなく、考え方させられることや知らなかったことを知ったり、母親の立場からしても興味深い内容でもあった。
自分の頭で考えること
教育とは何だったのか
これからの子供達に何が必要か
少し時間が経ったら、もう一度じっくり読みたいな。